苦労も知ってから仕事をスタートしよう

 週に3日や1日4時間など、時間の融通が利くホームヘルパーの仕事は、家庭と両立させやすいです。
また基本的に1人で仕事をすることになります。人との関わりが少ないため人間関係の悩みを減らせるほか、自分のペースで仕事をすることも可能。
さらに利用者とも一対一で接するので、利用者に寄り添った介護を行うことができるでしょう。

 しかし一方でホームヘルパーにも苦労があります。
そのためホームヘルパーとして働くことを考えているのであれば、後悔しないためにもその苦労も知ることが大切です。
ホームヘルパーの苦労として、複数回に及ぶ移動が挙げられます。
ホームヘルパーの職場は基本的に利用者の自宅です。
そして勤務時間にもよりますが、ホームヘルパーが一日に担当する件数は1~5件程度。
適度に天気が良い日ならまだ良いですが、炎天下の日や雨の日、雪の日などの場合は複数可に及ぶ移動だけでも辟易してしまうでしょう。
運転免許を取り自動車を利用するなど、少しでも快適に移動できるように工夫することが大切です。

 そのほかの苦労としては、全て自分1人でしなければならないことが挙げられます。
仕事をするとき1人であることは先に述べた通りメリットにもなりますが、デメリットにもなるのです。
なぜならトラブルが発生したとき自分一人で解決しなければなりません。
助けてくれる人はいないため、自分で最善を判断し即時行動する必要があります。
ホームヘルパーになる前に、介護施設などで経験を積んでおくのも一つの手です。